Steve Lukather
Photo : ©Heather Porcaro
2008年に解散を表明し活動を停止していたTOTOがALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し、療養中のバンドのベーシスト:マイク・ポーカロの支援を目的に再結集したのは2010年の出来事であった。その後、バンドはベストアルバム「IN THE BLINK OF AN EYE 1977-2011」のリリースや世界中でライヴ・ツアーを行い、2014年にはその模様を収録したライヴ作品「35th Anniversary Tour: Live in Porland」を発表。
そして今回遂に9年ぶりとなるオリジナル・スタジオ・アルバム「TOTO XIV」を完成させた。悲しいことにTOTOを再結集に導いたマイク・ポーカロはこの素晴らしい傑作となった作品のリリースにまるで自らのバトンを渡すかのように天国へ旅立った。しかしバンドはマイクに天国で彼とのセッションを心待ちにしているジェフ・ポーカロへの素晴らしい手土産「TOTO XIV」をマイクに預けることができた。
世界中の音楽ファンの期待に応え満足させる優れた作品を生み出すパワーがTOTOに健在であることを見事に証明した快心の作品「TOTO XIV」についてスティーヴ・ルカサーに訊いた。