カテゴリー: FEATURES

Vol.37 Sam Coulson / August 2014

Sam Coulson


Photo by Isao Nakamura

プログレッシヴ・ロック界の巨匠ギタリストであるスティーヴ・ハウの後任として見事にASIA入りを果たした将来性豊かな才能を持つギタリスト、サム・コールソン。
ASIAの新作「GRAVITAS」においてはその要所を押さえたクレバーなギタープレイで曲の魅力を余すことなく惹き立てることに貢献している。今回のインタビューではサムの音楽的なバックグランドからASIAの新作におけるギタープレイに至るまで色々と語って貰った。

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Vol.36 Richard Page / July 2014

Richard Page


Photo Credit: Bill Megalos

1970年代後半から1980年代前半にかけて活動していたPAGES時代より優れたソングライティング、魅力的な歌声で注目を集めていたリチャード・ペイジ。PAGESのスティーヴ・ジョージとリチャードが中心となり結成されたMR.MISTERでは1985年にリリースされたセカンドアルバム「Welcome to the Real World」が全米1位を獲得するとともにアルバムからシングルカットされた”キリエ”や”ブロークン・ウィングス”も全米1位となる成功を収めた。
その後にMR.MISTERは「Go On…」、「Pull」の2枚のアルバムを残し解散する。(最後に作られた作品「Pull」は当時お蔵入りとなりおよそ20年の時を経た2010年にようやくリリースとなり陽の目を見た。)
MR.MISTER解散後もリチャードはソロとして活動を続け、近年ではリンゴ・スター率いるRINGO STARR & HIS ALL STARR BANDのメンバーとしてツアーに参加している。RINGO STARR & HIS ALL STARR BANDの北米ツアー中で大変慌ただしい中の合間を縫ってリチャードに現在のツアー、MR.MISTER、ソロ活動について駆け足で語って貰った。

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Vol.35 Dweezil Zappa / June 2014

Dweezil Zappa

あらゆるジャンルに精通し数多くのユニークな音楽作品を生み出した偉大な音楽家フランク・ザッパを父に持ち、自身もアーティスト、ギタリストとして魅力溢れる優れた音楽作品を創り出し、多くの熱心な音楽ファンから強力な信頼・支持を受けているドゥイージル・ザッパ。
“The Experience Hendrix Tour 2014″への参加や2006年から始まり現在も続けられているFrank Zappaの作品を愛してやまないファンに向けてステージでフランクの楽曲を再現する”Zappa Plays Zappa”、そしてこれまでに創り出してきたソロアルバムについてドゥイージルに語って貰った。

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Vol.34 Gus G. / May 2014

Gus G.


Photo by Patric Ullaeus

FIREWINDをはじめとした数々のバンドでその音楽キャリアを培ってきたGus G。極めつけは何といってもランディ・ローズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルドといった正真正銘のギターヒーローを見出してきたオジー・オズボーンのバンドメンバーとしてのツアー、アルバムへの参加だろう。2010年に発表されたオジーのアルバム「SCREAM」ではメロディックかつテクニカルなギターワークでGus G.が持つその実力を遺憾なく発揮している。

そして今回遂にGus G.にとって自身初となるソロアルバム「I AM THE FIRE」がリリースされた。ギタリスト・アーティストとしての魅力が存分に詰まった作品「I AM THE FIRE」についてGus G.に訊いた。

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Vol.33 Francis Dunnery / April 2014

Francis Dunnery


IT BITESにてギタリスト・シンガーとして活躍したフランシス・ダナリーは、IT BITESから離れた以降も自らのミュージシャンとしての創造力に更なる輝きを増した数多くのアーティスティックな作品を創り続けている。彼が幼い頃よりその音楽的センスを発展させていく中で大きな影響を与え続けたのが兄でありミュージシャンのバリー・ダナリーであった。

2008年にその生涯を終えたバリーは1970年代にNECROMANDUSのメンバーとして活動、バンドはトニー・アイオミによりその才能を認められアルバムを制作している。フランシスは兄がNECROMANDUSとして残した楽曲を自らのバンドで再びプレイ、そして自身の新曲2曲とWARM DUSTの”Blood Of My Fathers”をカヴァーした曲を加えたアルバム「Frankenstein Monster」を創り上げた。「Frankenstein Monster」に込められている想いについてフランシスに訊いた。

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Vol.32 MARAGOLD / March 2014

MARAGOLD


グレッグ・ハウが中心となり結成されたバンドと聞くと多くの音楽ファンは高度なジャズ・フュージョン音楽をイメージするかもしれない。今回特集するMARAGOLDは良い意味でそのような音楽ファンの予想を覆すだろう。
バンドの華でありそのパワフルかつハートが込められた美しい歌声で聴く者を魅了するボーカリストのメーガン。ヴァラエティに富んだリズムギターにメロディックかつ緩急をつけたギター・ソロで曲を惹きたてるグレッグ。ドラムのジェンルカ、ベースのケヴィンのリズム隊が生み出す心地よいグルーヴ。そして一度聴くと頭から離れない印象的なメロディを持った曲を擁するなど多くの魅力を放つバンドがMARAGOLDである。
MUSE ON MUSEではメーガン、グレッグの二人にMARAGOLDについて語って貰った。

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Vol.31 Jake E. Lee / February 2014

Jake E. Lee


多くのファンが長らく待ち望んでいた本格的な音楽活動再開をニューバンド “Jake E Lee’s RED DRAGON CARTEL” にて見事に果たしたジェイク・E・リー。
HAREM SCAREMのドラマーであるダレン・スミスをシンガーに迎えたデビューアルバムではギターヒーローとしての実力を存分に発揮するとともに、Robin Zander(CHEAP TRICK)やPaul Di’Anno(元IRON MAIDEN)など多彩なゲスト陣を迎えた充実の楽曲群で聴く者をRED DRAGON CARTELの世界に惹き込んでいる。
7月のRED DRAGON CARTEL来日公演も決定しているジェイクにアルバムについて語って貰った。

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Vol.30 Nile Rodgers / January 2014

Nile Rodgers

    
CHICのソングライター、ギタリストとして数多くの名曲を創り上げるとともに1980年代以降はプロデューサーとしてマドンナ、デヴイッド・ボウイ、ダイアナ・ロス、デュラン・デュランなどをはじめ数々の大物アーティストの作品を手掛けているナイル・ロジャース。ギタリストとしてもダイナミックかつグルーヴ感溢れるリズムギターは世界中の多くのギタリスト達を魅了し多大な影響を与え続けている。
DAFT PUNKの最新作「Random Access Memories」においても”GET LUCKY”をはじめとしたコラボレーションであらためてその素晴らしい音楽、ギターを披露し世界中の音楽ファンを魅了している。今回MUSE ON MUSEではCHIC、プロデュース、そしてギタープレイに至るまで様々な話をCHICのツアーで来日中のナイルに語ってもらった。

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Vol.29 Michael Lee Firkins / November 2013

Michael Lee Firkins

   
Photo by Ross Pelton

マイケル・リー・ファーキンスが2007年発表の「Black Light Sonatas」以来となる6年ぶりの新作「Yep」をリリースした。
90年代にロック・インストゥルメント作品「Michael Lee Firkins」でデビューしたマイケルは、メロディックな楽曲やカントリースタイルを織り交ぜた独自のテクニカルなギター・スタイル、トーンで次世代ギターヒーロとして一躍注目を集めた。その後もカントリー、ブルースをより強く感じさせるアルバムを発表していく中、そのパワフルかつ深みのある歌声や説得力あるギタープレイで聴く者を魅了し続けている。
カントリー・ブルース、そしてロックの魅力がふんだんに盛り込まれている新作「Yep」についてマイケルに訊いた。

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Vol.28 Pete Lesperance / October 2013

Pete Lesperance

  
Photo by Tyler Weatheral

メロディアスかつ良質なハードロックで多くのロックファンに愛されているHAREM SCAREMがその活動を停止後、実に4年の年月を経て再び結集した。今回彼等が新たにリリースしたアルバムはファンの中ではHAREM SCAREMのバンド史上において最高傑作として誉れ高い「MOOD SWINGS」がリレコーディングされた「MOOD SWINGS II」である。バンドサウンドの中核を担うと共にその素晴らしいギターテクニックと音楽センスで聴く者を魅了し続けているピート・レスペランスに「MOOD SWINGS II」について語って貰った。

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