ロックの“生きる伝説” Rod Stewart (ロッド・スチュワート) の復活作が発売!

現在までに全世界で1億5000万枚以上のアルバム・セールスを誇り、ロックの殿堂入り、グラミー受賞、大英帝国第3級勲位受勲など素晴らしい功績をもつスーパー・スター、ロッド・スチュワートが15年ぶりに作詞作曲を手掛けた最新ロック・アルバム『タイム~時の旅人~』が発売された。

「今夜きめよう」(8週連続全米シングル・チャート1位)、「アイム・セクシー」(英米のシングル・チャートで1位)の他イギリスの第2の国歌とも称される「セイリング」他数多くのヒットを放ち、その歌唱と共にソングライターとしても高く評価されていたロッドですが、「とっても有名なレコード会社の重役の一人に何か聞かせる度に『最低だ、昔聞いたことがあるような曲だ』って、こんな言葉じゃなかったけれど、似たようなことを言われたんだ。そして最終的に、ソングライティングに関しては自分が与えられた微々たる才能をフルに使いきってしまったのだと思い込んだ」そうで、1998年にリリースした『ザ・ニュー・ボーイズ~ウー・ラ・ラ 1998』で作詞作曲を手掛けて以来、15年にわたりソングライティングから身を引いていた。


Photo by Penny Lancaster

更に2000年に咽頭がんを患い、喉に大きな不安を抱えたことでその後ロック的なアプローチもためらうようになり、全世界で爆発的なヒットを記録し、ロッドにグラミー賞ももたらしたシリーズ『グレート・アメリカン・ソングブック』の制作に傾倒した。
そんなロッドに大きな転機が訪れたのは2011年。ある日曜日、旧友のジム・クリーガン(ロッドと30年以上の付き合いを持つギタリスト。ソロ・デビュー時にロッドのバンドでリード・ギターを担当したほか、音楽的な参謀として活躍した。)が熱心にロッドにソングライティングを進めた。最初は拒んだロッドだが、実際に作業を始めると「イメージが一気に溢れだし」て一気に16曲ほど書き上げたそうだ。
「私自身有頂天だ。曲作りはもう無理だと思っていたからね。正直に言うけれど、何度も何度も聴きかえして、歌詞を聴く度に「一体全体どうやってこんなのが書けたんだ?私が書いたものじゃないぞ」って思える唯一のアルバムだ。駆け出しの頃に戻してくれる。ソングライティングは魔法そのものなんだ。」
不安だった喉に対しても
「もう大丈夫。毎年検査をしなければいけない。そんな状態。医者に行っていなかったらどうなっていたか分からないよ。もしかしたら今頃花を飾られる身分になっていたかもしれない。」
最高のコンディションでロック・シーンに復活する舞台は整った。
約半世紀に及ぶキャリアを経てもなお、いまだシーンの最前線を賑わし続けるロック・スター=ロッド・スチュワートから目が離せない。

ロッド・スチュワート『タイム』
UCCV-1137 \2,600(tax in)

(ユニバーサルミュージック)