Simon Phillips
Photo ©Stephanie Cabral
ジェフ・ベック、マイケル・シェンカー、ザ・フー等との共演やTOTOでの活躍など、そのキャリアはロック・ドラマーとして最高峰の一人であるサイモン・フィリップス。ドラマーとしては既に達観の域にあるサイモンがドラムプレイのみではなく、音楽の創造主としてそのクリエイティヴな才能、情熱を一心に注いでいるProtocolが5作目となる作品「Protocol V」をリリースした。
メンバーは、サイモン・フィリップス(ドラム)、アレックス・シル (ギター)、ジェイコブ・セスニー(サックス)、オトマロ・ルイーズ(キーボード)、アーネスト・ティブス(ベース)。今作においても美しくドラマチックな曲からハード・フュージョンな曲に至るまで、各プレーヤーが持ち回りのパートで独自の色彩を与えており、Protocolファンの期待に応える音楽的な魅力に溢れた作品となっている。
また、アンディ・ティモンズ、グレッグ・ハウといったギターの匠からバトンを引き継いだアレックス・シルのクレバーかつスリリングな前任の2人とはまた違ったギター・プレイにも注目。新たなProtocolの魅力を引き出すことに見事に成功している。新作「Protocol V」についてサイモン・フィリップスに訊いた。