“ウォール・オブ・サウンド”で音楽シーンに衝撃を与えた、フィル・スぺクターの「フィレス・レコード」初CD化6作品を含む豪華ボックス完成！

2011.09.25
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フィル・スぺクターといえば、「ウォール・オブ・サウンド（音の壁）」を生み出して、世界中のミュージシャンのみならず、音楽シーンそのものに大きな影響を与えている。「ウォール・オブ・サウンド」とは、多人数のスタジオ・ミュージシャンを起用し複数のテイクを録音しそれらを更に重ねて音を生み出して生まれる厚みのある音である。

そんな彼の物語は、テディ・ベアーズというバンドとして始まり、1958年に「To Know Him Is To Love Him （会ったとたんに一目ぼれ）」で全米1位を獲得した。そして1961年に「フィレス・レコード」を設立し、プロデューサーとしてザ・クリスタズ、ザ・ロネッツ、ダーレン・ラヴ等、数多くのシンガー達の後世にも愛され続ける大ヒット曲を生み出した。一方でフィル・スペクター自身は、これらシンガーを凌駕するほどにプロデューサーとしてのアイデンティティを発揮することで注目されるようになり、その後ザ・ビートルズ最後のアルバム『レット・イット・ビー』や、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンのソロ・アルバムも制作し、一時代を築いた。勿論、日本でも多くのミュージシャンが影響を受けている。

「フィレス・レコード」を設立して50周年を迎えた今年、『フィル・スペクター・プレゼンツフィレス・レコード・アルバム・コレクション』という7CD入り豪華ボックスの日本盤の発売が決定した！本作は「ウォール・オブ・サウンド」の完成期ともいえる1962年から64年に、フィル・スペクターがプロデュースしたフィレス・レコードのオリジナル・アルバム6作品を世界で初めてCD化したもの。一度もオリジナルの形で再発売されたことがないこれらのLPは今なお数百ドルの超高値で取引されているような洋楽ファン垂涎の貴重な作品だ。ボーナス・ディスクとして文字通り入手困難なフィレスでのオリジナル・シングルのBサイド集も封入されている。音に関してはオリジナルのマスター・テープを最新リマスタリングし、日本盤のみ高品質Blu-spec CD化、という徹底ぶり。また、日本盤は当時のLPジャケットをA式紙ジャケットにて独自に再現し、これが豪華コレクター・ボックスに収納される。日本盤はさらに、当時のフィル・スペクター・サウンドの歴史を詳細に解説したブックレットも完全に和訳され、歌詞対訳や特別なライナーも付属。この他にも更に日本オリジナル特典(ポストカード、ステッカー等を予定)が封入されるとのことで、とにかく日本盤が豪華になっている。

豪華ボックス以外にも、今年はフィル・スペクター・プロデュースのザ・クリスタルズ、ザ・ロネッツ、ダーレン・ラヴのそれぞれのベスト盤や、フィレス・レコード時代に手がけたアーティスト陣の代表作を網羅したいわゆる「ヴェリー・ベスト盤」が発売される。また、世のクリスマス・アルバムの中でもその代表格として、全世界で支持され続ける名盤中の名盤『ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター』も最新リマスタリングされ紙ジャケ＆Blu-spec CDにて再発売される。その他にもフィル・スペクターのサウンドの影響を受けたアメリカやイギリスの作品から優れたアイディアを基にしたアレンジを施されたナンバーを収録した日本企画のコンピレーション・アルバムも発売される。フィレス・レコード設立50周年の今年、こんなにも多くの作品が一斉にリリースされるほど、彼の作りだす「ウォール・オブ・サウンド」は人々を魅了し続けてきたのだ。

【リリース情報】
①『フィル・スペクター・プレゼンツフィレス・レコード・アルバム・コレクション』日本盤

●7CD 完全生産限定盤 12月21日発売予定￥10,500(税込) 日本盤のみ高品質Blu-spec CD
●アルバム6作品が世界初CD化＋ボーナス・ディスク
『ザ・クリスタルズ・ツイスト・アップタウン・バイ・ザ・クリスタルズ』
『ヒーズ・ア・レベル・バイ・ザ・クリスタルズ』
『ジップ・ア・ディー・ドゥー・ダー・バイ・ボブ・B・ソックス&ザ・ブルー・ジーンズ』
『ザクリスタルズ・シング・ザ・グレイテスト・ヒッツ、ボリューム1・バイ・ザ・クリスタルズ』
『フィレス・レコードズ・プレゼンツ・トゥデイズ・ヒッツ・バイ・ヴァリアス・アーティスツ』
『プレゼンティング・ザ・ファビュラス・ロネッツ・フィーチャイング・ヴェロニカ・バイ・ザ・ロネッツ』