女性ジャズ・ベーシスト Brandi Disterheft (ブランディD) が日本デビュー!

カナダ出身の女性ジャズ・ベーシスト兼シンガー、ブランディDのアルバム『グラティチュード』が発売となった。

彼女のベースを奏でながらジャズを歌う様子は、「カナダのエスペランザ」とも評され、あのオスカー・ピーターソンには「彼女には、私のベーシストだった故レイ・ブラウンに通じる、軽やかな躍動感やリズミカルに脈打つ拍動がある。彼女は”本物”だ」と絶賛されている。

音楽家の両親のもとに生まれ、幼いころから音楽に触れて育った彼女はジャズに興味をひかれていき、オスカー・ピーターソン、ビル・エヴァンス、カウント・ベイシーが好きな音楽だったとのことだ。
13歳の時からウッド・ベースを弾き始め、ハンバー・カレッジやジュリアード音楽院にて学んだあと、2007年に1stアルバム『デビュー』、2010年に2ndアルバム『セカンド・サイド』をカナダで発売。
1stアルバム『デビュー』はカナダのグラミー賞といわれる<ジュノ・アワード>の2008年度”ベスト・トラディショナル・ジャズ・アルバム”受賞した他、2009~2010年度の<レディオ・カナダ・ミュージック>の”リベレーション・ウィナー”を受賞。またベーシストとして参加したハンク・ジョーンズとオリバー・ジョーンズのアルバム『プリーズ・トゥ・ミート・ユー』で、<グラミー賞>の2010年度”ベスト・インプロヴァイズド・ジャズ・ソロ”にノミネートされる。名門オーケストラ「カナダ・ポップス・オーケストラ」とソロイストとして共演し、カナダの有名なラジオ局CBCより、2012年度のカナダ”No.1ベーシスト”にランク付けされている。

そんな彼女の3作目のアルバムにして、日本デビューとなる『グラティチュード』には、彼女が幼い頃から作品を愛聴し、長年共演を望んでいたピアノのリニー・ロスネス、ブランディ憧れのベースマン、レイ・ブラウンと長年共演したドラムのグレゴリー・ハッチンソンが参加しており、突然の病の後にこの世を去った親愛なる友であり、兄弟のような存在であった彼女自身の従兄弟に捧げた作品となっている。

ブランディD(ディー)『グラティチュード』
BRANDI DISTERHEFT | GRATITUDE
2013年5月22日発売 / 1CD・2,300yen(Tax in)+配信 / TOCJ-68100
1. ブルーズ・フォー・ネルソン・マンデラ
2. コンペアド・トゥ・ホワット
3. オープン
4. バット・ビューティフル
5. ポートレイト・オブ・デューク
6. キッシング・ザ・チーク・オブ・プロヴィデンス
7. 好ましからざる再会
8. ミズマタ
9. ザ・マン・アイ・ラヴ
10. グラティチュード
11. ハーバート・ハッチンソン(日本盤ボーナス・トラック)

(ユニバーサルミュージック)